渋谷防災キャラバン

レポート

Vol.10[恵比寿地区]
「知っておきたい!ペット防災」

もしもの災害時、ペットの安全どう守る?

ビジネスでもレジャーでも、多くの人が集う渋谷。しかし、人が多いがゆえ、災害時の課題が多いのも事実です。「渋谷」と言っても、再開発が進む渋谷駅周辺もあれば、緑豊かな公園も、昔からの生活が残る住宅地もあります。それぞれのエリアで防災のポイントは違うのです。

2021年度の渋谷防災キャラバンは「“地域防災” を考えよう」をテーマにYouTube動画を配信します。動画では、渋谷区内11地区それぞれの防災における“特性”を、現地取材やキーマンへのインタビューを通じて紹介。地域に根ざした情報をお届けします。

動画コンテンツのvol.10は「恵比寿地区 知っておきたいペット防災」。家族の一員であるペット。渋谷区では、ペットとの同行避難を推奨していますが、いくつか気をつけなければならないルールがあります。ペットを守るために知っておくべき備えのポイントを学びましょう。

150年以上、火災から人々を守り続けてきた恵比寿の会社

まず訪れたのは、創業150年もの歴史を持つ「小林防火服」。笑顔で出迎えてくれたのは、代表取締役の小林寿太郎さんです。

全国の消防庁、消防団の防火服や作業服を手掛けており、オフィスには京都市などの自治体名が背中に印字されている防護服がたくさんあります。昔のコレクションは第二次世界大戦でほとんど焼けてしまったそうですが、今も残る過去の製品のレプリカや古地図などを見せていただきました。

また、小林さんは渋谷消防団としても活躍中。人々を火災から守るということに尽力する小林さんは、地域防災にとっても、頼もしい存在ですね。

ペットの防災グッズも要用意

続いてお邪魔したのは、DAIKANYAMA T-SITE GARDEN 内にある「GREEN DOG代官山」。ペットの食事やグッズの販売・サロン・病院を併設した複合施設です。案内してくれたのは、店長の杢谷美和さん。店内はよく賑わっており、連れられたペットたちの愛くるしい仕草にすっかり癒やされました。

GREEN DOG代官山では、ペットの防災情報をまとめて、さまざまな形で発信しています。ペットの非常食、避難先での必須アイテム、日頃の心構えなど、ペットの飼い主が知っておくべきことはたくさんあります。店舗では、関連するグッズも販売していますのでぜひお店を覗いてみてください。

防災豆知識:災害時にペットとどう過ごすか、イメージをしておきましょう

渋谷区では、災害時にペットと安全に避難行動できるよう「ペットとの同行避難マニュアル」「ペットと同行避難するための飼い主の手引き」を用意しています。

注意が必要なのは、避難先でペットの飼育に必要なものは、飼い主が用意することが原則なこと。動画では「同行避難を可能にする3つの柱」を紹介していますので、ペットを飼っている方はぜひご覧ください。

災害はいつ起きるかわかりません。日頃から少しずつ防災を意識し、災害に備えましょう。
次回もお楽しみに!

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