渋谷防災キャラバン

レポート

Vol.1[西原地区]「もしも水害や土砂災害が起こったら」

西原地区は「代々木八幡宮」に守れられている?
台風シーズンに気をつけたいポイントを学びましょう

グローバルなハイブランドからアップカミングな小さいブランドまでさまざまなショップが並び、世界中のローカルフードが揃う。ビジネスでもプライベートでも、多くの人が集う世界的な大都市渋谷。

しかし、人も物も多いがゆえ、災害時の課題も多いのも事実です。

「渋谷」と言っても、開発が進む渋谷駅周辺もあれば、緑豊かな公園も、昔からの生活が残る住宅地もあります。それぞれのエリアで防災においてのポイントは違うのです。

2021年度の渋谷防災キャラバンは「“地域防災” を考えよう」というテーマで実施します。動画コンテンツでは、渋谷区内11地区それぞれの防災における“特性”を現地取材や、キーマンへのインタビューを通じて紹介。より地域に根ざした、細やかな情報をお届けします。

動画コンテンツのvol.1は「西原地区 – もしも水害や土砂災害が起こったら – 」。すでに今年は熱海で大きな水害が発生しています。これからが本気の台風シーズンに向けて防災のポイントを学ぶべく、感染対策をしながら、実際に西原地区を歩きカメラを回しました。

代々木八幡に勤める消防団員に話!?

区の北西部、代々木公園の西側にある西原地区。洗練された飲食店と、豊かな緑が共存する落ち着いた雰囲気に、多くの人が憧れる人気のエリアです。

ここには地域の人から愛される代々木八幡宮もあります。取材日も朝から参拝者がたくさん訪れ、撮影のタイミングに苦心するほどでした。手水舎に住み着いたノラネコも、地域の人に可愛がられています。境内には竪穴式住居が保存されています。4500年も前から人々が生活をし、コミュニティを築いていたことが伺い知れます。

代々木八幡でインタビューさせていただいたのは、権禰宜(ごんねぎ)という役職につく大竹光彦さん。学生時代から代々木八幡宮で修行し、長くこの地域に住んでいます。立派なヒゲが印象的な大竹さんは、神職以外にもうひとつの顔があります。実は地域の消防団も兼任されているのです。

「神社の行事が滞りなくできるのは、街の方にご協力いただいてこそ。私も地域の役に立ちたいと消防団に所属しています」と大竹さんは言います。

年々勢いを増す台風により、毎年のように倒木があるそう。また、台風の雨風で排水口に落ち葉が溜まり排水溝をつまらせたことが原因で、神社内が浸水したことも。災害による被害を最小限に抑えるべく、地域の方や消防団と連携を強化しているそうです。

また「災害時の一時集合場所として近所の人を受け入れる体制を整えたい」と大竹さん。地域の方にとって、必要不可欠な場所になりそうですね。

西原地区の防災のポイント:
水害に要注意!複数の情報収集の手段を確保しておこう

災害時に身の安全を確保するのは、自分が住んでいる地域の災害リスクを知っておくことが重要なポイントのひとつです。

洪水ハザードマップを見ると、西原地区の中には水の深さが1m〜3mになる可能性があるエリアがあります。これからの台風の時期には、とくに注意が必要です。

子どもからお年寄りまで日常的に利用されている西原地区のYCC代々木八幡コミュニティセンターは、発災時に「自主避難施設」になります。自主避難施設とは、区内で住宅の浸水などが発生すると懸念される場合に、自主的な避難を希望する方を受け入れる場所です。

「昔は、渋谷区の中に小さい溝川や川があった」と話すセンター⻑の大木さんは、上原出身。

そんな大木さんは、2019年の台風19号の発生時に、地域の人から「雨風を防ぐために窓を締め切っているため、防災行政無線が聞き取れない」という意見を聞いたそうです。

防災無線が聞こえない場合に備えて、別の情報収集の手段を知っておきましょう。 動画では2つの方法をお伝えしました。1つは「電話応答サービス」。これは直近24時間の防災行政無線の録音が聞けるサービスです。もう1つは今年の7月から始まった、災害時自動電話情報サービス「しらせる君」。事前に電話番号を登録しておけば、渋谷区が発信する防災情報を電話で受け取ることができます。固定電話でも、携帯電話でも無料です。

災害時に身の安全を確保するのは、自分が住んでいる地域の災害リスクを知っておくことが重要なポイントのひとつです。

洪水ハザードマップを見ると、西原地区の中には水の深さが1m〜3mになる可能性があるエリアがあります。これからの台風の時期には、とくに注意が必要です。

子どもからお年寄りまで日常的に利用されている西原地区のYCC代々木八幡コミュニティセンターは、発災時に「自主避難施設」になります。自主避難施設とは、区内で住宅の浸水などが発生すると懸念される場合に、自主的な避難を希望する方を受け入れる場所です。

「昔は、渋谷区の中に小さい溝川や川があった」と話すセンター⻑の大木さんは、上原出身。

そんな大木さんは、2019年の台風19号の発生時に、地域の人から「雨風を防ぐために窓を締め切っているため、防災行政無線が聞き取れない」という意見を聞いたそうです。

防災無線が聞こえない場合に備えて、別の情報収集の手段を知っておきましょう。 動画では2つの方法をお伝えしました。1つは「電話応答サービス」。これは直近24時間の防災行政無線の録音が聞けるサービスです。もう1つは今年の7月から始まった、災害時自動電話情報サービス「しらせる君」。事前に電話番号を登録しておけば、渋谷区が発信する防災情報を電話で受け取ることができます。固定電話でも、携帯電話でも無料です。

防災豆知識:公の避難所だけが避難する場所ではない

災害時、建物の外に出ることで二次被害を受ける場合もあります。浸水する深さより自宅が高ければ、自宅の上の階に上がることも避難行動のひとつ。その際は、水や食料の確保をしましょう。

ハザードマップに表示された浸水する深さより自宅の居室が低い場合、自宅の外への避難が必要です。この場合も、区の避難所だけでなく、知人や親戚宅を頼ったり、ホテルを使うなど、分散避難を検討しましょう。とくに、今は新型コロナウイルスの感染にも気をつけなければなりません。状況を踏まえて、柔軟に行動してください。

災害はいつ起きるかわかりません。日頃から少しずつ防災を意識し、災害に備えましょう。

次回もお楽しみに!