レポート
渋谷防災キャラバン in 神宮前レポート
2025年10月18日(土)、神宮前小学校にて「渋谷防災キャラバン in 神宮前地区」を開催しました。当日は曇り空ながらも穏やかな気候に恵まれ、地域住民や神宮前小学校の児童・保護者など、1,000名を超える方々が参加しました。学校公開日とあわせての実施となり、地域と学校が一体となって防災を学ぶ一日となりました。
神宮前小学校では、学年ごとにさまざまな防災体験プログラムを実施しました。1年生と4年生はグラウンドでの煙避難体験に挑戦。実際の煙を想定したテント内を姿勢を低くして避難する体験に、真剣な表情で取り組む姿が見られました。5・6年生はキャラバンの運営にも参加。受付やスタンプラリーゴール、初期消火、在宅避難、避難所運営、防災ワークショップの6ブースに分かれ、スタッフとして来場者を案内したり体験をサポートしたりと、地域と共に防災イベントを支え、児童たちが“地域の一員として防災に関わる”貴重な機会となりました。
今回の神宮前会場では、新たな出展や取り組みも多く見られました。初出展となるクリロン化成は、人気の防臭袋「BOS」を使った体験ブースを展開。カレー粉を使って“本当に臭わないか”を試せる体験は多くの参加者の興味を集めました。また、日赤広尾地区防災プロジェクトによるブースではAED体験を実施。多くの来場者が実際の操作を学び、いざという時の対応を身につけました。
防災ステージは全5本構成で、開会式の後、渋谷消防少年団による「消防少年団の活動を知ろう」からスタート。少年団の子どもたちは日頃の活動を紹介した後、初期消火ブースで来場者に消火体験をレクチャーし、頼もしい姿を見せました。続いて、ヤマザキ学園の本田三緒子教授によるペット防災講話「ヒトとペットの災害ガイドラインを生かすには」では、ペットと共に避難するための備えや心構えをわかりやすく解説。渋谷区防災課による「渋谷の防災を考えよう」では、地域特性に基づく災害リスクや備え方を紹介し、児童たちは真剣に耳を傾けていました。
最後の「防災スペシャルステージ」では、そらジローと気象予報士・防災士の木原実さんが登場。笑いを交えたトークで気象災害への備えを伝え、体育館は子どもたちの笑顔と歓声に包まれました。
今後も渋谷防災キャラバンは、区内各地域で順次開催予定です。地域の皆さんとともに、楽しく・わかりやすく・身近な防災を広げていきます!
今後の開催情報
【新橋地区】
11/8(土)13:00~16:00 臨川小学校
【笹塚地区】
11/29(土)9:00~12:00 笹塚小学校
【初台地区】
12/6(土)9:00~12:00 代々木山谷小学校

